*冬になると、ウールやカシミヤといった用語をよく目にするが、違いがよくわからない。
なんて思う人も多いはず。
そこで今回は代表的な冬の洋服の素材を簡潔に紹介します。
1. ウール (wool)
一般的にウールとは羊毛のことです。
また、生後5ヶ月以内の子羊の毛をラム・ウールと呼びます。
出典 : http://www.hobbyra-hobbyre.com/s/item/11487.html
伸縮性と弾性があり、シワができにくく、保温性に優れています。
水を弾く性質も持ちながら、湿気を吸収するため、汗をかいても湿った感じが少ないです。
出典 : © START TODAY CO.,LTD. / http://zozo.jp/sp/shop/rageblue/goods/7140885/?did=19558255
(ウールのチェスターコート)
2. カシミヤ (cashmere, cassimere)
インドのカシミール地方原産のカシミヤ山羊が由来。軽くて柔らかい素材で、風合いも良く、保湿性も高いです。
ちなみに1着分の洋服を作るためには約30頭分のカシミヤ山羊の毛が必要です。
出典 : © START TODAY CO.,LTD. / http://zozo.jp/sp/shop/joseph/goods/7029897/?did=19378070
(カシミヤ100%のマフラー)
3. ツイード (tweed)
イングランドやスコットランドの羊毛を使用した毛織物で、2カ国の境界を流れるツイード川流域が発祥の地とされています。
出展 : http://www.fukudatailor.jp/done.html (色や柄は様々です)
太めの糸で織っているので生地が厚く、耐久性は抜群、もちろん保温性もあります。
出典 : © START TODAY CO.,LTD. / http://zozo.jp/sp/shop/beams/goods/7019806/?did=19360976
(ツイードジャケット)
出典 : © START TODAY CO.,LTD. / http://zozo.jp/sp/shop/studioclip/goods-sale/7665599/?did=20712945
(手袋など、小物にも多く使われています)
4. アクリル (acrylic)
三代合成繊維 (ナイロン・ポリエステル・アクリル) の一つで、石油を原料としています。
羊毛に似た性質と感触を持ち、セーターなどによく使われます。
出典 : © START TODAY CO.,LTD. / http://zozo.jp/sp/shop/rageblue/goods/7907905/?did=21142287
5. コーデュロイ (corduroy)
布地の表面を縦方向に施し、毛立たせた織物です。
出典 : http://labaq.com/archives/51710758.html
綿素材が一般的で、強度を増すためにポリエステル、ストレッチ性をつけるためにポリウレタンなどを混ぜ合わせたものもあります。
表面の毛羽立ちが保温性をUPさせています。
出典 : © START TODAY CO.,LTD. / http://zozo.jp/sp/shop/kbf/goods/8163463/?did=21567268
(コーデュロイのワイドパンツ)
出典 : © START TODAY CO.,LTD. / http://zozo.jp/sp/shop/beautyandyouthunitedarrows/goods/7340330/?did=21451895
(キャップで季節感を出すのも面白いです)
上記に挙げた5つ以外にも、冬の素材はまだまだあります。
素材の特徴や由来を知ることで、普段の洋服選びがちょっと楽しくなるはずです。
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