閑静な住宅街の一角にあるアンティークショップ。
白くて雰囲気ある外観が目を引きます。
2008年3月にオープン。
雑貨や道具、洋服や小物などが所狭しと置かれています。
家具や道具、衣類やアクセサリー、絵画やインテリアなどが、製造されてから100年以上経過したもので、かつ美術的・芸術的価値のあるものをアンティークと呼びます。
また、製造されてから25〜100年未満が経過しているのものをヴィンテージと呼びます。
ANDANTE ANDANTEではアンティークだけでなく、ヴィンテージの商品も取り扱っています。
元々ヨーロッパでは多少不便であっても古い物を大切に修繕して使っていました。
アンティークやヴィンテージに触れることで、それがどんな時代背景の中で使用されていたのか想像することができ、歴史を感じることができます。
アンティーク・ヴィンテージは、全てが一点ものです。現代の大量生産とは違い、色や形などに一つ一つ微妙な違いがあります。同じように見えてもそれぞれに個性があり、完全に同じものは世界に二つと存在しません。
また、長い年月風化せずに時間の流れと共に魅力が増していくこともアンティークやヴィンテージの魅力の1つです。
昼間は日の光が洋服や雑貨を優しく照らし、
夜はアンティークやヴィンテージが醸し出す雰囲気を一層強く感じます。
国や年代ごとに洋服の特性は異なるので、同じような洋服でも違う雰囲気を持っています。
1700年代の洋服も置いているそうです。
春にぴったりな薄手のコート。
通称「ソルト&ペッパー」または「ごま塩」と呼ばれている生地です。
FRANCE middle 1900s vintage salt&pepper atelier coat (アトリエコート) Le Français (¥18360)
FRANCE 60's vintage Jielde atelier lamp (¥60480)
フランスの Jielde社 (ジェルデ) のランプ。
世界中の工場やオフィスで使用されており、作業用ランプのスタンダンダードとなっています。
FRANCE 50's vintage Jielde atelier lamp (¥69120)
半世紀を経て細かい傷が付いたり、塗装が剥れ落ちたことで、味わい深いアンティークとなっています。
昔の作業用ランプは、ヘッドの角度や向きを回転させる度に内部の配線がねじれ、使い続けるうちに断線していました。そこで、フランスの整備士 Jean-Louis Domecq (ジャン ルイ ドメック) は、整備士としての技術を生かし、配線の代わりに金属製のリングを使用。回転する際に接触して電気を通す仕組みを生み出し、自在に手元を照らしながら作業でき、頑丈で使いやすいランプを開発しました。
その機能性とデザイン性に魅せられたデザイナーやスタイリストたちが工業用から日常生活へと取り入れ始め、やがて一般の家庭にもその人気が広がり、半世紀を越えた今なお世界中で愛されています。
《INTERVIEW》
オーナーの齋藤浩一さんにお話を伺いました。
ーーお店を始めたきっかけや経緯をお聞かせ下さい。
最初からトレンドや人の移り変わりが早い東京に出店する予定はありませんでした。東京へはよく遊びに行きますが、どうしても流れに追いつき追い越せのかけっこになるような気がしたので。そこで、学生時代を過ごした千葉に出店すると決めていました。肩肘張らずに自分のリズムで続けられるんですよ。
余ったお金を上手に使えるような、良い落とし所になればと思い、お店を始めました。
ーー不思議な店名だと思いますが、名前の由来を教えてください。
andante は音楽用語で「歩くような早さ」という意味です。古着や古物は一度時代に残されたものであり、それらを駆け足で通過してしまうと見失ってしまいます。歩くような速度でもう一度見直し、懐かしいと感じてもらいたくて、andante にしました。
ただ andante にすると世の中に埋もれてしまう気がしたので、andante andante と2回繰り返すことにより、ゆっくり、ゆっくりと念を押す感じと、オリジナリティを出しました。
また、andante のリズムは1秒に1回というリズムで、これは人間の心臓の鼓動と同じリズムなんです。お母さんのお腹の中にいるときから聞いているリズムなので、店名には安らぎの意味も込めています。
ーー買い付けはどのように行っていますか?
車でフランス、ベルギー、オランダ、ドイツを周り、観光も込めてデンマークまで行ったこともあります。幅広い年代と様々な国の洋服を集めたいので、1ヶ所に留まることはありません。行けるところまで行きます。
買い付けの時もその時の自分の感覚を最優先しています。今人気があっても、自分が気に入らなければ仕入れることはありません。
ー一お店の内装のこだわりを教えて下さい。
オープンした当初はモノクロ写真をテーマに、白黒に徹していました。その名残りで一部の床が黒く残っています。現在はヨーロッパの蚤の市 (のみのいち) をイメージした内装です。古い物が醸し出す存在感が好きなので。
http://s.ameblo.jp/laboratoire-de-la-vie/entry-11301186948.html
ーー裏千葉エリアの魅力はどのようなところだと思いますか。
このあたりは住宅街で、近くに古い団地も残っています。商業地ではなく、生活をしている人達がいる中でお店を開いているので、近所に住んでいる方が挨拶をしにお店に来ることもよくあり、小学生の女の子から、80代のおばあちゃんまでお店をかわいいと言ってくれています。このローカル感は他のエリアでは見られませんね。
ーー今後の展望をお聞かせ下さい。
若い人にとって千葉が次の段階へステップアップできるような場所作りに努めます。
目まぐるしく変わる時代の潮流から離れ、時代を追わないタイムレスな空間に身を置いてみては?
ANDANTE ANDANTE
営業時間 : 11:00〜21:00
〒260-0027
千葉県千葉市中央区新田町17-4
☎︎ 043-309-9061
✉︎ koichy-koichy@nifty.com
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